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2008年1月31日 (木)

中国かた田舎・通院生活

海外生活での不安と言えば、病気やケガですね。

私の場合、契約社員なので、日本からの駐在員や正社員と違って、保険などの補償はなにもありません。

全て自己責任で生活しているわけです。

これまで、タイを含めた約6年間の海外生活で、風邪を引いたことはありましたが、大きな病気やケガをしたことがありませんでした。

そんな私が、ある日突然、病魔に襲われるとは、思いもよりませんでした・・・・

私は普段コンタクトレンズをしているのですが、ある日、左目が充血して、少しの痛みを感じました。

埃っぽい工場で仕事をしていると、時々目が痒くなったり充血することがあるので、それほど気にしていませんでした。

ところが翌日、目の充血はひどくなり、痛みも増してきて、変な頭痛も感じるようになりました。

目薬をさし、頭痛薬を飲んで仕事を続けていましたが、その次の日にはさらに症状は悪化。

さすがにヤバいと思い、かた田舎の病院に向かったのでした。

私1人では医者と話が出来ませんので、通訳の女の子も一緒に来てもらい、診察申し込み用紙に私の氏名などを書いて、早速診察開始。

絵に描いたような中国人っぽい角刈りの50歳くらいの医者は、私の申込書を見て

「○▼$□(私の本名)ってハハハ・・・日本人かね?」

中国にはない苗字と、私の名前の4文字の漢字の組み合わせが可笑しかったのか、いきなり名前で笑われました。

<笑ってないでちゃんと診てくれよ・・・・>

なんだかいい加減な医者に見えて若干不安でしたが、文句を言うほど私には余裕がありませんでした。

通訳の女の子を通じて、症状と悪くなった経緯など、1通りの問診があり、眼の充血やその周囲の様子を診察してくれました。

私は結膜炎か何か、目の病気だと思っていたのですが、どうやら、眼から入ったウィルスがリンパ腺に感染してしまい、左目を中心に、リンパ腺が腫れて、頭まで痛みを発しているとのこと。

確かに、左目を中心にアゴの下からアタマまで一本の線でつながったように痛みがありました。

10分間ほどの診察を終え、症状と薬などの処方箋をカルテに書き込んだ医者は、私を促すように一緒に診察室を出て、病院の2階へと連れて行くのでした。

2階に上がると会計の窓口がありました。

そこでマズ金を払え、ということらしいです。

保険も何も無い私は、病院にとって「いいお客さん」なのかもしれません。

とりあえず現金を支払うと、さっきの医者が自ら薬を調達し、点滴の準備を始めます。

保険も何もないからツケじゃなくて、

薬も注射も現金先払いのようです。

きっと、私以外の多くの人民のみなさんも、ちゃんとした健康保険などもっておらず、お金がある人だけが病院に行けるのではないでしょうか・・・・

しかも病院も患者のことを信用しておらず、とにかく金を先に払ってからじゃないと、薬も注射もしない、というシステムなのかもしれません・・・・

などと思っているうちに、点滴を受ける部屋に案内されました。

暇そうな看護婦が3人、テレビを見てくつろいでおり、患者は誰もいません。

私は1人がけのソファーが沢山並べられた点滴部屋の一番奥のソファーに座りました。

さっきの医者から点滴の溶液を受け取った看護婦は、面倒くさそうに私の腕をまくり、なんとなく、そのまま注射針をブスっとさして、テーピングを終えると、また元の位置に戻って、テレビのドラマの続きを見続けるのでした。

ええ加減なもんやなあ・・・

約1時間半の点滴は何事も無く終了。

帰りがけ、暇そうな看護婦の1人が私に話しかけました。

「あなた日本人でしょ?日本語で『再見』って、どう言うの?」

他の看護婦も興味津々に私の様子を見ています。

「サヨナラ」

笑い転げる看護婦たち・・・

私は看護婦たちの「サヨナラ、サヨナラ」に見送られて病院を後にしたのでした。

その後、通院・点滴生活は5日間続き、点滴部屋の看護婦に私は

<毎日夕方にやってくる変な日本人>

として立派に認知されたようです。

Cimg0130

こんな田舎の町の病院に毎日通院する日本人は私以外いないでしょうから、彼女たちにしてみれば、エイリアンか珍獣と遭遇したような5日間だったのでしょう。

もちろん、看護婦たちの「サヨナラ」の発音もちゃんと上達したのでした。

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