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2008年3月12日 (水)

ふしぎ盆栽 ホンノンボ

今回は最近読んだ本の紹介です。

宮田珠己が書いた「ふしぎ盆栽ホンノンボ」

ベトナムの伝統的な「変な盆栽」を追っかけた話です。

私が以前から彼の作品を楽しんで読んでいたのですが、この本も期待通りでした・・・・

31851904 タイトル ふしぎ盆栽 ホンノンボ

著者 宮田 珠己

発行 ポプラ社

定価 1500円 税別

この本はウェブマガジン「ポプラビーチ」に連載されていた

「~ふしぎな盆栽をめぐる旅~ベトナムの小さな桃源郷ホンノンボ」

http://www.poplarbeech.com/honnonbo/honnonbo.html#top

をまとめて加筆修正したものです。

日本の盆栽のようで盆栽ではなく、ふしぎな世界を持つホンノンボ。

ベトナムの言葉でホンノンボとは、ホン=ノン=ボ分別されて、

著者の解釈した意訳では「山水景」というらしい。

盆栽は植木(植物)が主役ですが、ホンノンボは岩であること。

変な形の岩が、水を張った鉢の中に置かれていて、雑草のような植物が植えられている。

中国の山水画のような風景のようで、そうでもなく、植物の陰には、なぜか?ミニチュア人形や建物などが配置されているのです。

ミニチュア人形は、陶器でできた五重塔や東屋の影に天女や老人、三蔵法師の一行の人形もあるのです。

その縮尺サイズがいい加減で、五重塔と人形が同じ大きさだったり、人形のディティールも適当。

でもなぜか笑えるキャラクターが、意味もなく、しかし意味があるように?配置されて、見る人が勝手に想像して遊べるものなのです。

凸凹した岩が作り出す仮想風景のなかで独自の世界観を作り出し、著者は自分がミニチュアサイズになったつもりで、ホンノンボの中を探検している気分になっていくのでした。

ベトナムの街角で偶然見かけたふしぎな盆栽について、著者がそのルーツや概念を捜し求め、ベトナムから、中国まで旅をしながらホンノンボの本質に迫る話なのです。

マニアックな専門書ではなく、著者の目線で見つめたベトナムの風景や、出会った人たちとの交流は、一味違った紀行文のようで、アジアの暖かさも感じられます。

私はベトナムには行ったことがないのですが、いつかきっと私がベトナムに出掛けたら、著者のように、ふしぎな盆栽を探しているかもしれません。

私自身が、ホンノンボの中をさまよう小さなミニチュア人形になった気分で・・・

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投稿: magazinn55 | 2008年3月13日 (木) 12時29分

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