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2008年5月22日 (木)

バンコク インド人の豆売り

バンコクの飲み屋街に現れるインド人の話。

バンコクには出稼ぎに来ているインド人がたくさんいます。

昔からインド人街があるのですが、タイ人からは何故か嫌われているインド人。

私の行きつけのバーはもちろん、都内の飲み屋街には物売りのインド人たちが毎晩やってきます・・・

彼らが売るものは、ニセ物の腕時計や酒のツマミの豆、花束やガムを売る子供たちもたくさんいます。

子供たちは学校に通っていないのではないかと思うのですが、ちゃんとタイ語と英語、時には日本語で花を売りつけにやってきます。

酔っ払った西洋人のオッサンなどを相手にしても、ひるむことなく、しおれかけた花束を抱えて夜の飲み屋街を売り歩いているのです。

私は彼らが売りつける花束など買ったことがないのに、

「アナタ、にじゅうばーつ!」

とカタコトの日本語で売りに来るのです。

「マイ・アゥ(いらない)」

いつもタイ語で断るのですが、毎回私に売りつけようとするのです。

そんなインド人の物売りたちのなかに、6年来の顔見知りのオヤジがいます。

スーパーマーケットにある買い物カゴにいろんな種類の豆を満載して売り歩く、豆売りのオヤジです。

大柄で太めのオヤジは、バーの片隅で飲んでいる私を見つけると、いつも嬉しそうな笑顔で私の元にやってきて、なぜかいつもベタついた手で握手を求めてくるのです。

いくつかの豆の中から、私の好みの豆を自動的に選んで、紙皿に取り分けてくれます。

一皿20バーツ。

盛り付けた後に塩と刻んだネギと青唐辛子を振りかけて出来上がり。

「久しぶりですね。いつバンコクに戻ってきたのですか?」

「昨日の晩。週末だけの休みだから、また明日には中国に戻るけどね・・」

いつもそんな会話をするだけなのですが、そのオヤジとの会話も、私にとってバンコクでの休日の大事な時間なのです。

そう言えば、私とインド人のオヤジの会話っていつもタイ語でした。

彼もタイ語が完璧じゃないので、私との会話はちょうどいいのかもしれません。

「インドには帰らないの?」

あるとき、私は彼に聞いてみました。

「年に1回だけだね。故郷には仕事がないからしょうがないよ。家族のためにはこっちで稼ぐほうがいいんだ・・・」

「どこに住んでるの?」

「この近くで同じ商売の皆と一緒さ・・・夜働いて昼間は寝てるだけだけどね・・・」

家族と離れて異国の地で豆を売り歩くインド人。

彼の人生も出稼ぎ稼業なのですねぇ・・・

いつも私は塩を多めに振りかけてもらうのですが、そんな彼の話を聞いた夜は、いつもの豆がなぜか、しょっぱく感じたのでした。

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